GlassFishはオラクルが開発しているJavaEE準拠のアプリケーションサーバである。 代表的なアプリケーションサーバにTomcatがあるが、これはサーブレットコンテナであり、JSPおよびサーブレットしか使用できない。 JavaEEはサーブレットコンテナをサブセットとして含めているため、GlassFishはTomcatより利用できる機能が多いと言える。(但し、TomcatにもApache TomEEというのがある)
今回はGlassFish 4.1.1をWindowsへインストールする。
まず公式サイト(https://glassfish.java.net/)へアクセスする。
「Download」をクリックする。
「Java EE 7 Full Platform」の「glassfish-4.1.1.zip」をクリックしてダウンロード(なお、この画面には全体の手順Step0~5が記載されている。)
インストールはzipを解凍するだけ。
zipファイルを解凍すると以下の構成になっているので、そのまま任意のフォルダに移動する。今回はCドライブ直下に配置する。
C:\glassfish4\.org.opensolaris,pkg
\bin
\glassfish
\javadb
\mq
\pkg
\README.txt
起動はコマンドプロンプトからbinフォルダのasadminを実行する。引数には「start-domain」を指定する。
C:\glassfish4\bin>.\asadmin start-domain
Waiting for domain1 to start .....................
Successfully started the domain : domain1
domain Location: C:\glassfish4\glassfish\domains\domain1
Log File: C:\glassfish4\glassfish\domains\domain1\logs\server.log
Admin Port: 4848
Command start-domain executed successfully.
C:\glassfish4\bin>
「http://localhost:4848」へアクセスして管理コンソールが表示されれば成功。
しばらく待つと下記の画面が表示される。これで成功。
WEBアプリケーションは8080ポート(http://localhost:8080)へアクセスする。デフォルトでは以下が表示される。
サーバを停止する場合は、asadminを引数「stop-domain」で実行。
C:\glassfish4\bin>.\asadmin stop-domain
Waiting for the domain to stop
Command stop-domain executed successfully.
C:\glassfish4\bin>