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セルの絶対参照・相対参照・複合参照とは


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■セルの絶対参照・相対参照・複合参照とは

セルの参照をする際に「=A1」のように記述するが、これを「相対参照」という。 一方「=$A$1」のように列と行の前に「$」を記述している場合、これを「絶対参照」という。 また「$A1」「A$1」のように片方だけ絶対参照になっている場合、これを「複合参照」という。

普段は相対参照を使うことが多いが、これらの記述方式でどのような違いがあるか説明する。

■相対参照の例

まずはよく使う相対参照の例。

各セルにひらがなが入力されている。赤文字は実際に入力しているわけではなく、セルの座標を示すために貼ったオブジェクトである。

F1のセルに「=A1」と入力しており、A1の値「あ」が表示されている。 このF1のセルを↓方向と→方向にドラッグした結果が以下である。

結果は容易に想像できると思うが、↓方向にドラッグしたセルは行の参照値が変わっており、→方向にドラッグしたセルは列の参照値が変わっている。 このようにセルの参照値が絶対的ではないため、相対参照という。

■絶対参照の例

次は絶対参照の例。

F1のセルに「=$A$1」と入力しており、A1の値「あ」が表示されている。 このF1のセルを↓方向と→方向にドラッグした結果が以下である。

参照値の列と行の前に「$」を付けると参照値が絶対的なものとなり、ドラッグしても参照値は変わらない。参照値が変わらないため、絶対参照という。

■複合参照(列絶対参照、行相対参照)の例

次は複合参照の例。列だけ「$」が付いているケースである。

F1のセルに「=$A1」と入力しており、A1の値「あ」が表示されている。 このF1のセルを↓方向と→方向にドラッグした結果が以下である。

列の参照値だけが絶対的なものとなるため、ドラッグしても列の参照値は変わらず、行の参照値だけ変わっている。 絶対参照と相対参照が混在しているため、複合参照という。

■複合参照(列相対参照、行絶対参照)の例

次も複合参照の例。今度は行だけ「$」が付いているケースである。

F1のセルに「=A$1」と入力しており、A1の値「あ」が表示されている。 このF1のセルを↓方向と→方向にドラッグした結果が以下である。

前述の列の場合と逆の挙動となる。 行の参照値だけが絶対的なものとなるため、ドラッグしても行の参照値は変わらず、列の参照値だけ変わっている。



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